令和7年度安全点検のお知らせ

古市小学校・幼稚園では、学校園の施設や環境について、毎月、安全点検をしています。改善や修繕が必要なところがあれば、補修をしたり、予算化を検討し改善への道筋をつけたりしています。教職員だけの安全点検では、普段から見慣れているものですので危険性を見落とす可能性もあることから、保護者のみなさまにも、PTA活動として、参観日等を利用して安全点検をお世話になっています。この安全点検活動に、地域のみなさまで参加いただける方がありましたら、ご参加いただければ幸いです。多くの目で点検していくことで点検の質が向上します。令和7年度で、一般参加可能な安全点検日は下記を予定しています。

<令和7年度の校内安全点検日>(原則第1金曜)

5月9日、7月4日、9月5日、10月10日、11月7日、12月5日、令和8年1月9日、2月6日

<点検内容と参加いただく際の流れ>

点検日の15時30分から開始します。参加いただく場合は15時25分に学校玄関にお越しください。教職員とともに学校敷地内の割り当てたエリアをいっしょに点検します。危険な個所はないか、破損や直した方がよい所はないかなど指摘事項をまとめて終わります。点検作業に1時間程度かかります。特に持ち物や事前連絡は必要ありません。急に予定が変更になる場合があります。参加しようと思われた方は、前日に電話で「明日の安全点検は予定通りありますか。」と小学校に確認いただければ幸いです。

避難訓練(火災)

「3時間目の途中で理科室から火災が発生した」との想定で避難訓練をしました。授業中の火災発生を想定し、児童が、放送や先生の指示を聞いて自分でも安全な経路で避難できるかを考えながらの訓練でした。「おはしもち※」を実践しながら安全に避難することができました。

今年度、古市小学校は、兵庫県の「学校防災体制推進校」の研究指定を受けています。SPS認証校でもありますので、災害から命を守るための取り組みや教育活動を重点化していきます。

※「お…おさない は…はしらない し…しゃべらない も…もどらない ち…ちかよらない」

阪神淡路大震災から30年

1月17日は、阪神淡路大震災から30年が過ぎます。あの時の状況を体感している人は30歳以上ということになります。

学校では、「震災を風化せない」ことと「震災から学ぶ」ことをねらい、避難訓練、震災メモリアル集会、全学年で    災害安全の授業をオープンスクールとして公開しました。

地震を想定した避難訓練では、地震により学校の情報伝達手段である放送設備が壊れたこととして、どのように情報を伝達すれば、命を守るための行動ができるのかを考えて実施しました。

メモリアル集会では、黙とうと「しあわせ運べるように」をうたった後、登校時に地震があり子どもだけの登校班でどのように対応するかを、子どもたちと地区担当教員でシミュレーショントレーニングをしました。学校へそのまま行くのか、その場にとどまるのか、自宅に帰るのか、近くの家に避難するのか等、色々な条件を考えていました。正解は無いけれども、条件を整理し、一つの最適解を考え出すトレーニングは、命を守るための思考方法を鍛えるという点で効果があります。

最終的には自己安全管理能力が育つようにしていきます。

自転車教室

11月1日から自転車の乗り方のルールが厳しくなります。

その事を踏まえて、警察官からお話を聞き、携帯電話を使いながら自転車に乗ってはいけないことや音楽を聴きながらもだめなことも教えてもらいました。

また自転車は車両の仲間なので、左側通行をしなくてはいけないことも併せて教えてもらいました。

その後、実際に自転車に乗って、安全で正しい乗り方を、警察官の方や交通指導員の方に教えてもらいました。交通事故にあわないように、安全に自転車を使ってくれることを願っています。

避難訓練と火災体験(SPS関連)

セーフティプロモーションスクール認証校の本校では、生活安全や災害安全について授業だけでなく体験を通して学びます。

地域と連携した安全の取り組みとして、消防本部や地元消防団と連携して、火災を想定した避難訓練をしました。今回は、2階理科室からの出火として実施しました。

消防本部の職員の方は、園児児童の避難の仕方や教職員の動きをつぶさにチェックいただきました。マニュアル通りに動くことだけではなく、その場に応じて最適な動きを即座に選択して実行することが大切であり、そのためには、避難訓練の経験を積むことが必要と事後指導いただきました。

園児児童は、煙体験と消火器の使い方を全員体験しました。子どもたちからは、「家庭にも消火器はあるけれども、使い方は知らなかった。今日の訓練で、実際に消火器を使ってよくわかった。おうちの人は使い方を知っているのかな。今日帰ったら私が教えてあげようかな。」という声も出ていました。

 

安全のつどい(6月2日)

6月2日は、丹波篠山市学校園安全の日です。本校での14年前の事故を風化させず学校が安全で安心な場所であり続けることを再認識するための日でもあります。

参観日、オープンスクールとして開催し、安全教育の授業や安全のつどいを実施しました。PTAの校内安全点検も併せて実施しました。

授業参観いただいた方は150人以上、安全のつどいに参加いただいた方は130人以上となりました。

 

避難訓練(火災)

火災を想定した避難訓練を実施しました。火災が発生したときの対応として、煙感知器や温度感知器が反応する場合と、人的に火災報知機を押す場面があります。

どちらにしても、火災なのか誤作動なのかを確認し、放送設備が使えるようであれば火災発生場所と避難場所を伝えて、避難経路を自分たちで考えることが必要です。聞く力が大事になります。教職員は安全な避難方法を動きながら考える必要があります。

今回は、校務員室から出火、火災報知機を押すことでサイレンを鳴らしました。避難場所は運動場で、逃げ遅れた児童やけがをした児童がいたことを想定し、教職員の動きも確認しました。訓練を重ねることはほんとの時に生きるはずです。

電車の乗り方指導

本校の登下校の方法は多岐にわたります。徒歩通学、自家用車での送迎、電車通学、路線バス通学、スクールバス通学があります。校区にJRの駅が3つもある広い校区なので、いろいろな方法で登下校します。

4月10日に、JR西日本篠山口列車区の職員の方から、電車での通学をしている児童たちに、安全な電車の使い方について教えていただきました。

ホームへの入場時、ホームでの待ち方、電車内での過ごし方、電車の乗り降りの仕方、定期券の使い方など、実際の電車にも乗っていただき教えていただきました。

5月には、全校生を対象に鉄道安全教室を開催する予定です。

インドネシアからの訪問を受け入れ

インドネシアの防災強化に取り組んでおられる国や地方自治体の若手職員・研究者の方12名が本校にお見えになりました。

本校が安全教育、防災教育に力を入れている学校ということの視察でした。

5年生と1年生の防災安全の授業を参観された後、校舎の耐震構造を紹介しました。

その後、兵庫県の学校震災支援チーム(EARTH)の取り組みと古市小の取り組みの講義を聞いていただきました。発表者は日本語で、通訳の方がすぐさまインドネシア語に翻訳されての講義で、熱心にメモを取られていました。

インドネシアも日本と同様、地震の多い国で地震や津波の被害も受けておられます。日本の防災教育が小学校から行われていること、地方都市のこんな小規模な学校でもきちんと行われていること、教室のエアコン完備、一人1台のコンピュータ整備にも大変驚かれていました。

最後に各学団ごとに、インドネシアの文化や遊びを子どもたちに教えていただきました。最後にインドネシアの楽器をモチーフにしたキーホルダーをお土産に全員いただきました。とっても良い経験になりました。

朝日新聞に掲載されました

   

SPS推進委員会

セーフティプロモーションスクール認証校として、重要な役割を持つSPS推進委員会を開催しました。この推進委員会には、教員以外に地域の自治会長、まちづくり協議会会長、PTA会長、消防団長、警察官の大人だけでなく、児童の中から児童会長、環境委員会委員長、保健委員会委員長も出席して行います。

推進委員会の役割は、学校や地域を挙げて生活安全や交通安全について、今年度の設定した目標に対してどうだったのかを検証することと、次年度の目標を設定することです。

今年度の取り組みをまず教員から報告した後、児童からも報告します。大人と児童が一緒になっての会議は、初めての取り組みで、児童も緊張していたようですが、大人も児童にわかるように話したり質問したりするため、少々緊張感がありました。

大人から児童への質問に、児童の各代表はそれぞれに自分で考えて回答をしていました。

次年度も、学校や地域が協力して生活安全面の強化に取り組んでいくことに決まりました。