75年前の卒業生から

寄贈式

75年前に卒業された大先輩のみなさんから、「古市小学校のみなさんの教育に活かしてください」と65インチの大型モニターと書画カメラを寄贈いただきました。

代表の方に来ていただき、寄贈していただいた機材を使って、当時の写真を見せながら、様子を話していただきました。

「私が皆さんのころは、古市小学校ではなく古市国民学校と呼んでいました。戦争をしていた時代です。小学校5年生のときに、雲一つない青空の中を、アメリカのB29が古市の上空を機体をキラキラと光らせながら飛んでいく姿を見て『きれいだなあ』と声を出すと、先生から『敵機をきれいとは何事か』と怒られました。」「当時の学校では、お国のために命をさしだすように教えられました。」

きれいなものをきれいと言えなかった時代、いのちの大切を教えてもらわなかった時代であったことや、6年生で卒業した時には、終戦を迎えていて、その次の年から古市小学校に名前が変わったことを話していただきました。児童のみんなはじっと聞いていました。

今年は、古市小学校は創立150周年になります。ちょうど半分の75年前の先輩の皆様、ご寄贈いただきありがとうございます。大切に使っていきます。